2011年12月16日

『アル=クルアーン暗記の夢を叶えなさい』その116

Dr.アブドゥッラー・アル=ムルヒム著『アル=クルアーン暗記の夢を叶えなさい』

第3部「アル=クルアーン暗記の計画」

第4章「ゴールデンタイム」

4、アル=クルアーンの徒の人格

自らに親孝行を課し、両親に慈悲をもって接し、両親の声より自らの声を低くし、彼らの為に財産を費やし、彼らが年老いてからも感謝します。

親類との絆を保ち、彼らとの断絶を嫌い、自分との関係を切る者に対しても自分は関係を保ち、同伴する者に対し、その者の役に立つものです。

同席した者に対してはよく尽くし、他人に教えれば優しく教え、誤った者には厳しくせず、またその者を辱めることはありません。
彼は学ぶ者の様々な事において親身になり、良い事を教えることに対し忍耐強く、学ぶ者はその者に親しみを感じ、その者との同席することに喜びを見出すのです・・・

アブドゥッラー・ブン・ウマル(彼ら両名にアッラーのご満悦あれ)は言いました:

「我々はこのウンマの初期の者たちだった。当時の男は、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の最も素晴らしい教友たちであってもアル=クルアーンの一章、あるいはそれに値するものしか持っていなかった。彼らにとってアル=クルアーンは重いものであったが、彼らはそれによる行動を授けられた。このウンマの最後の者たちには、少年や非アラブ人までもがアル=クルアーンを読むほどに、それは容易いものとなる・・・そして彼らはそれによって行動しないのだ。」

ムジャーヒド(彼にアッラーのご満悦あれ)は至高のアッラーの御言葉『それを正しく読誦する者たち』に関して言いました:「つまり“アル=クルアーンに則ってそうあるべき様に行動し・・・”ということである。」

アブドゥッラー・ブン・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アル=クルアーン読誦者は人々が眠ってる時の彼の夜によって、人々が食べている時の彼の昼によって、人々が混同する時の彼の敬虔さによって、人々が高慢である時の彼の謙虚さによって、人々が喜ぶ時の彼の悲しみによって、人々が笑っている時の彼の涙によって、人々が話す時の彼の沈黙によって知られるべきである。」

アル=フダイル・ブン・イヤード(彼にアッラーのお慈悲があれ)は言いました:「アル=クルアーンを背負う者はイスラームの旗を背負っているのだ。彼は無駄口を叩く者と共に無駄口を叩いたり、忘れる者と共に忘れたり、歓楽に現を抜かす者たちと現を抜かすべきではない。」

至高のアッラーが私たちをアル=クルアーンの礼儀作法を身につけ、高貴な性質を身につける者としてくださりますように・・・アーミーン。



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2011年12月08日

『アル=クルアーン暗記の夢を叶えなさい』その115

Dr.アブドゥッラー・アル=ムルヒム著『アル=クルアーン暗記の夢を叶えなさい』

第3部「アル=クルアーン暗記の計画」

第4章「ゴールデンタイム」

4、アル=クルアーンの徒の人格

信徒たちの母アーイシャ(彼女にアッラーのご満悦あれ)はアッラーの使徒(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の人格について尋ねられこう言った:

「彼の人格はアル=クルアーンそのものでした。」(ムスリムの伝承)

アル=クルアーンを背負う者はアル=クルアーンの礼儀作法を身につけ、高貴な性質を身につけ、それによって他の全ての人々から抜きん出ているべきです。

彼がすべき第1のことは、公私を問わず、彼の食事・飲み物・身に纏う物において許可されてはいるが有益でないものを避け、アッラーを畏れることです。

その時代とその時代の人々による悪をしっかりと認識し、腐敗した物事の更正の為に尽くし、自分の舌を守り、彼の言葉は優れ、語ることが正しいと見なせば知識故に語り、沈黙こそ正しい時には知識故に沈黙するのです・・・

無関係なことに介入することは少なく、敵を恐れる以上に自分の舌を恐れ、それによる害と悪い結果を恐れるがために自分の舌を敵を閉じ込めるように封じ込めます。

笑いによる悪い結果を恐れ、人々が笑うようなことに笑うことは少なく、真理に沿ったものによる喜びがあれば微笑みます。

嘘を恐れるがために冗談を嫌い、冗談を言う時には真実を口にします。

表情は穏やかで、口にする言葉は良い事、自分の中にあるものについて自分を誉めず、自分に無い事については当然それを口にしません!

自分の主の怒りを買うような欲望に耽ることを恐れ、陰口を言わず、他人を蔑むこともなく、他人の災難を嘲笑う事も無く、他人を妬まず、無闇に他人を邪推せず、禁じられたことから身を守り、人々が自分の舌と手から安全であるよう努力を惜しまないのです・・・

不正を行わず、不当に扱われた場合には許し、他人を侵害せず、侵害された場合には耐え、主のご満悦を求めて怒りを抑え、敵を激怒させ、自分に関し謙虚で、真理を言われれば、それが年少の者からであろうと老齢のものからであろうと受け入れ、被造物からではなく、至高のアッラーからのみ高位を求めます。

アル=クルアーンで糧を得るべきでは無く、アル=クルアーンで必要を賄う事を善しとせず、アル=クルアーンによって王族たちへと奔走せず、物欲故に金持ちと同席するということはありません。



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2011年11月28日

『アル=クルアーン暗記の夢を叶えなさい』その114

Dr.アブドゥッラー・アル=ムルヒム著『アル=クルアーン暗記の夢を叶えなさい』

第3部「アル=クルアーン暗記の計画」

第4章「ゴールデンタイム」

3、最後に

第4のアドバイス:

あなた方はアッラーの書において、

『われがあなたに下した啓典は、祝福に満ち、その印を沈思黙考するためのものであり、また思慮ある者たちへの訓戒である。』(38:29)

『かれらはクルアーンを熟読玩味しないのか。それとも心に鍵をかけたのか。』(47:24)

という節をすでに読んだことでしょう。

アル=クルアーンの熟考とそこに述べられていることの実行こそが基本なのです。
あなた方の関心が文字を正しく読むことだけとならないようにしましょう。

第5のアドバイス:

若者の多くは欲望に惑わされ、この時代に溢れ蔓延した欲望や刺激の誘惑の前で、我先にとひれ伏します。

さて、私の兄弟姉妹、アル=クルアーンの徒であるあなたはといえば、事は違います。

最近の若者たちは、もし空き時間があれば、先ず最初に彼が考える事は−残念ながら−低俗な雑誌や映画、そして罪深い視線へと彼を突き動かす欲望のことです。

しかしあなたは、もし空き時間があればアル=クルアーンを読むことでしょう。

あなたのムスハフはあなたの胸の中にあり、どこにいようともあなたはそれを読み、あなたの関心と心は、アッラーの預言者たちやアッラーがその書の中であなたに語りかけた物語の主人公たちへの追従へと引付けられているのです。

第6のアドバイス:

アッラーはこの世において、人々を様々な地位と階位へと上げました。

『かれこそはあなたがたを地上の(かれの)代理者となされ、またある者を外よりも、位階を高められる御方である・・・』(6:165)

『かれらは主の慈悲を割り当てるのか。われは、現世の暮らしに必要な物を、あなたがたに配分し、また或る者を外の者より上に地位を上げ、或る者を外に服させる。』(43:32)

あなた方は周囲で、現世から栄誉・富・地位・優越などを手にした人々を目にしていることでしょう。
そしてあなた方も全ての人々と事を同じくして、時として彼らと同じ関心事に目を奪われる事もあるでしょう。

しかしあなた方がアッラーの書におけるアッラーの預言者への『またわれが、かれらのある部類の者に与えたこの世の生活の栄華に、あなたの目を見張ってはならない。われは、それによってかれらを試みた。あなたの主の贈物こそ至上でまた永続する。』(20:131)という命令を読んだことを思い出す時、あなた方は人々の関心事のうち現世の取るに足らない物事を放棄し、「アッラーに近しい者達・かれの特別な者達」というあなた方の高い地位を誇ることでしょう。






posted by ターリブルイルム at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 『アル=クルアーン暗記の夢を叶えなさい』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする