2013年11月28日

アル=バカラ章の考察 その8


アッラーは私たちに、最初の創造の話・アーダム(彼に平安あれ)の物語、そしてイブリースのアーダムへの敵意について語られました。
その後、そしてアーダムが地上に落ち、アッラーが人類に導きの道とそこを歩む者たちの行き着くところ・迷いの道とそこを歩む者たちが行き着くところを、そしてタウバ(悔悟)は受け入れられたものの、イブリースは人類に敵意を持って監視している為、イブリースへの警戒を義務づけたことを明らかにした「道」を私たちに授けてくださいました。

すると人類は何をし、どのようにアッラーの道を受け入れたのでしょうか??

アル=クルアーンの多くの節は私たちに、アッラーの道とイスラエルの民―彼らの罪の多さゆえ多くの預言者たちが遣わされた―の物語を展開していきます。

注意すべきことは、私たちはマディーナ啓示、つまり預言者(彼に祝福と平安あれ)がアル=マディーナに移住した後に下った章を読んでいるという点です。

私たちの預言者はアル=マディーナで、マディーナとその周辺にいたイスラエルの民、そして彼らの後の人々に対し、「イスラエルの民よ・・・」と語りかけた節を読んだということです。

このことはこれらのクルアーンの節の理解の為にとても重要なことです。

至高のアッラーは預言者ムハンマド(彼に祝福と平安あれ)とその後の時代のイスラエルの民たちに、イスラームに入ることと預言者ムハンマド(彼に祝福と平安あれ)に従うことを命じているのです。
(もし誤った者たちが「人にはそれぞれの宗教がある」と言ったならば、私たちは彼らに「預言者ムハンマド(彼に祝福と平安あれ)以降にイスラーム以外の宗教がアッラーに受け入れられることはありません。その根拠となるアル=クルアーンの多くの節が、アル=バカラ章他にあります。」と言うのです。)

アッラーは彼らの信仰心を奮い立たせるために彼らの祖である「イスラエル」の名で彼らを「イスラエルの民よ」と呼んだのです。
「イスラエル」とはアッラーの預言者、ヤアクーブ(彼に平安あれ)のことで、この呼びかけは、「真理に従った誠実で従順なしもべだったヤアクーブの子孫たちよ」という意味です。
ヤアクーブは彼の息子たちに「息子たちよ、アッラーはお前たちの為にイスラームの教えを選ばれた。だから、お前たちはムスリム(アッラーに帰依する者)として以外、死んではならない。」とイスラームの教えと共にあること・アッラーに誠実に仕えること・かれに服従することを遺言したのでした。

至高なるお方は、彼らへの呼びかけを「彼らへのアッラーの恩恵を思い出すこと」で始められ、また終えられました。
そしてその呼びかけの間に、今までに私たちが述べたように「〜しなさい。」「〜してはならない。」との幾つかの命令と禁令を述べられました。

彼らに求められたことは、
☆恩恵を思い出すこと
☆アッラーとの約束を守ること(私たちは、アッラーがタウラート(トーラー)の中で、彼らに「後に世界中の人々が従う偉大な預言者(ムハンマド)が遣わされ、かれに従うものは楽園に入り、2つの報奨を得る」ということを約束したことを知っていなければなりません。
☆『あなた方のもとにあるもの、つまりタウラート(トーラー)とインジール(福音)の真理を証明すべく下されたもの(つまりクルアーン)を信じなさい。』
☆『それ(預言者ムハンマドとアル=クルアーン)を最初に拒むものであってはならない。』
☆『永遠の幸福を差し置いて、僅かな代償でわれの印を売ってはならない。』
と飴と鞭の両方で呼びかけました。
☆『知っていながら、真理を隠してはならない。』
☆『礼拝の務めを守り、定めの施しを無し、ルクーウ(立礼)に勤しむものたちと共に立礼しなさい。』
とムスリムたちが礼拝するように礼拝することを彼らに命じました。
ユダヤ教徒たちの礼拝には立礼がありません。
アッラーは預言者ムハンマドを遣わされた後には、イスラーム以外の教えを受け入れないということを明らかにされました。

彼らは人々に善行を命じ、新しい預言者の到来の吉報を伝え、預言者到来の暁には自分たちがその預言者を信じることを公言していましたが、いざ新しい預言者が到来すると、「自分たちの仲間内ではないものだから」という理由で、その信仰を拒みました。

それからアッラーは、彼らに忍耐と礼拝でもってアッラーのお助けを請うよう命じました。
そしてこれらの命令と禁令を、それで始めたように、アッラーの恩恵を思い出させることで終えられ、それから誰も他のもののために身代わりになれない「最期の日」の恐怖で呼びかけを締めくくられたのでした。

☆これらの節が語るイスラエルの民とは誰なのか?
☆イスラーム以外の教えはアッラーには受け入れられない。
☆彼らに命じられ、また禁じられたことは何なのか?

これらの重要なことをしっかり頭に入れておきましょう。
さて、その後、イスラエルの民たちはどうしたのでしょうか???

次回に続く・・・
posted by ターリブルイルム at 06:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アル=バカラ章の考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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