2011年09月23日

子供のためのイスラームの礼儀作法(26)ズィクルにおける礼儀作法



ビスミッラーヒッラハマーニッラヒーム(慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において)。

至高のアッラーを念じること(ズィクル)は、あらゆる崇拝行為の要(かなめ)です。
そしてズィクルこそ、全ての崇拝行為の目的でもあります。
至高のアッラーは仰られました:『・・・なお最も大事なことは、アッラーを唱念(ズィクル)することである・・・』( 29:45)

また、このように仰られました:『・・・われを心に抱いて礼拝の務めを守れ。』(20:14)

そしてアッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「あなた方の行いの内で最も良く、あなた方の支配者のもとで最も清らかで、あなた方の階位を上げる事の内でもっとも高く、あなた方にとって金銀を施すよりも良く、敵に対峙し、彼らの首を討ち、彼らがあなた方の首を討つよりも良い事を教えてやろうか?。」彼らは言いました:「はい。」彼は言いました:「至高のアッラーの唱念だ。」(アッティルミズィーの伝承)

全ての崇拝行為には、決められた時間や満たさねばならない条件があります。
ですが、至高のアッラーの唱念には決められた場所や時間はありません。
それどころか、ズィクルはあらゆる状況において、そして、いつでもそれを行うことが求められています。

至高のアッラーは仰られました:『または立ち、または座り、または横たわって(不断に)アッラーを唱念する者達は・・・』( 3:191)

アーイシャ(彼女にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「そしてアッラーの使徒は(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)常にアッラーを唱念していました。」(ムスリムの伝承)

至高のアッラーがしもべに数多く行うことを命じたのは、至高のアッラーの唱念だけでした。

至高のアッラーは仰られました:『あなた方信者よ、アッラーを多く唱念しなさい。朝な夕な、かれの栄光を讃えなさい。』( 33:41−42)

至高のアッラーは仰られました:『誠に偽信者は、アッラーを欺こうとするが、かれはかえってかれらを欺かれる。彼らが礼拝に立つ時は、物憂げに立ち、人に見せる為で、ほとんどアッラーを念じない。』( 4:142)

そしてアッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「その者の主を念じる者とそうでない者は、生きている者と屍のようである。」(アルブハーリーの伝承)
 至高のアッラーの唱念は過ちを犯すことへの防護策でもあります。
アッラーのことを忘れること、罪や過ちを犯す原因となります。

至高のアッラーは仰られました:『またわれが、その心にわれを念じることを忽せにさせた者、また私欲に従って、自分の事に、法を越えた者に付き従ってはならない。』( 18:28)

それではズィクルを行う時のマナーを紹介しましょう。

1−ズィクルする時には、アッラーのご満悦だけを願いましょう。
 
人々への見栄の為ではなく、アッラーの為だけにズィクルしましょう。
ズィクルすることによって、アッラーの命令により良く従うことを意図しましょう。

アブー・サイードルフドリー(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「み使い(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は教友らのグループの処に行き、“座って何をしているのか?”とお尋ねになった。彼らはそれに対し、“私たちはアッラーに祈願し、アッラーを讃えるために座っているのです。なぜならアッラーは、私たちをイスラームの道に導き、私たちに加護を与えて下さったからです”と答えました。
この時、み使いは、“アッラーにかけて、なんとあなたたちはそれだけのために座っているのか?”と言われたが、彼らが“アッラーに誓って!私たちが座っているのはその目的のためだけです”と答えると、“私は、あなたたちに異議があって、誓いを求めているわけではない。ただ、天使ジブリールが私の処にきて、アッラーは天使たちにあなたたちの素晴らしさについて語っておられると、私に知らせて下さったからなのだ”と言われた。」(ムスリムの伝承)

2−唱念している言葉の意味をよく考えながらズィクルしましょう。
 
至高のアッラーは仰られました:『信者たちとは、アッラーを想念する時に胸が戦き、印が読誦されるのを聞いて信心を深め、主にお任せする者たちである。』( 8:2)

3−至高のアッラーのズィクルに適した時間を選んでズィクルしましょう。
 
日常生活での活動中にズィクルするのはいいことですが、それとはまた別に、忙しくない時間帯にズィクルを集中して行ってみましょう。

特に、ファジュル前の時間、義務の礼拝後、ラマダーン最後の10日間の夜、ズルヒッジャの最初の10日間、またそれに続く3日間などは、よりズィクルに励みましょう。

至高のアッラーは仰られました:『よく耐え忍び、誠実で、敬虔に奉仕して、(道のために贈物を)施し、また暁に(罪の)赦しを祈る者たちである。』( 3:17)

4−ズィクルを終えた後、その効果が現れるよう努力しましょう。
 
アッラーへの服従行為を遵守し、歓楽・無駄口・罪を犯すこと(あるいは自分を罪へと導くような事)を避けましょう。

言葉・行為に気をつけましょう。

至高のアッラーは仰られました:『本当に礼拝は、(人を)醜行と悪事から遠ざける。なお最も大事な事は、アッラーを唱念(ズィクル)することである。』( 29:45)




参考文献:
『青少年のためのイスラームの礼儀作法』Dr.ムハンマド・ハイル・ファーティマ
posted by ターリブルイルム at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供のためのイスラームの礼儀作法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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